通勤時間、車内で本を読むのがちょっときついなあ。 そろそろ何かしようかな?とオーディオブックでもなんて思いつつ Amazon を見ていて勢いでぽちっと。
AGPtEK A02 音楽再生なら最大70時間のロスレスサウンドMP3プレーヤー(容量8GB)(ブラック) メモリー容量: 8GBmicroSDメモリーカード:64GB
再生: 音楽、FMラジオ、写真、ビデオ
充電池: 内蔵型リチウムイオン
USB充電: 約4時間
USB端子: USB 2.0
充電池持続時間: 約70時間 録音時間:約20時間
本体寸法: W3.9×H8.9×D0.9CM 本体質量:約32g
ディスプレイ: 1.8 inchスクリーン
信号圧縮形式(音声圧縮形式): MP3(MP1,MP2,MP3),WMA,OGG,WAV,APE,FLAC,AAC-LC,ACELP。
信号圧縮形式(ビデオ圧縮形式): AMV(160*128)
タイムセールで2,000円を割り込んでいて…思わずですわ。
Prime扱いで翌日到着。うん、格安品なので漂う安っぽさはあるけれど、軽くて小さくて実用上はなかなかよさそうな感じである。イヤホンも形が悪くて耳に合わない以外は、思ったよりも音質はよさげ。
通勤で聞くコンテンツは?
音楽を収めてもいいんだろうけど、それはそれで面白みもないし、毎日の様に同じ音楽を聴くのも味気ない。 とはいえ、暇つぶし的な用途にそんなに費用をつぎ込みたくはないな。と考えていて頭に浮かんだのはラジオ。
とりあえず、ダウンロードしてみる。
まずはこのストリームを携帯プレーヤーに収める方法を考えます。収めるということは、ダウンロードしなければなりません。
コピー禁止信号があるのであればダウンロードも微妙ですが、ストリーミング自体はコピー防止処置がされいる訳ではなく、単に右クリックダウンロードできないだけですから。著作権的には私的複製の範囲で行けると考えられます。なので、ダウンロードしたものをダレかにあげるとか、ネットに上げるとしなければ問題なさそうです。ということでダウンロード方法を検討。
こういう時は難しいことを考えずにググってみるに限ります。ググるとあっさりとbbstをRTMPDumpで録画(暫定版)なんてのを発見。これによると、
必須物件:RTMPDump http://rtmpdump.mplayerhq.hu/
Windowsであれば「Download Windows build」からダウンロード、zipファイル内に入っているexe4つを好きな場所へ。
Linux/BSD/Mac等であればgitだのmakeだの。2013年4月現在の最新版はVer2.4です。
LinuxでもUbuntuあたりだとaptで入れられたりしますが、バージョンが古い可能性があります。
ということで、rtmpdumpなるものをダウンロードして使用すると。UNIXサーバでも稼働しているなら、ソースを持ってきてコンパイルしてcornかなんかで走らせるということになるんだろうけど。今回はWindowsで。とみていると、LINE LIVE 発掘ツールですにrtmpdump-2.4-git-20131007_20131123.zipなんてのを発見。これを使うことに。
で、bbstをRTMPDumpで録画(暫定版)に書いてある情報、もう一つ。
「大喜利四賢者の『オレたちしんけんじゃ!』」:
rtmpdump –realtime –rtmp “rtmp://210.140.160.75/arc” –app “arc” –pageUrl “http://www.bbst.tv/program/oogiria.html” –swfUrl “http://www.bbst.tv/player/flowplayer-3.2.15.swf” –flashVer “WIN 15,0,0,152” –playpath “mp4:oogiria.mp4” –flv test.flv
まんま書いてある。ただ、さすがにFlashのバージョンがめちゃくちゃ古い表記になっているので、その点は今どきにしておく必要がありそうです。
ダウンロードした [rtmpdump-2.4-git-20131007_20131123.zip] を展開し、そのフォルダ内で下記を実行。
rtmpdump --realtime [→] --rtmp "rtmp://210.140.160.75/arc" [→] --app "arc" [→] --pageUrl "http://www.bbst.tv/program/oogiria.html" [→] --swfUrl "http://www.bbst.tv/player/flowplayer-3.2.15.swf" [→] --flashVer "WIN 30,0,0,113" [→] --playpath "mp4:oogiria.mp4" [→] --flv test.flv
多少、待っているとダウンロードが完了します。ただ、出てきたファイルは test.flv となっています。.flvのファイルはFlashで使用する形式で、このままでは携帯プレーヤーに入れるには厳しい。VLCとかを使って再生・変換する手もありますが。とりあえず、コマンドラインで一発変換できるというのを目標に考えます。
AVCONVを使って変換する
この手の変換って考えれば、FFmpegを考えるところですが、今回はちょっと毛色を変えてLIBAVを使ってみましょう。これ、”The Libav project is a fork of the FFmpeg project.”ということで、FFmpegの喧嘩別れの行き先って話。
LIBAVのLibav Buildsあたりから適当にものをダウンロード。それを適当に展開。その中にある”avconv.exe”を取り出して…これでいじります。もともとダウンロードしたファイルの中身は M4A なので、再エンコードというより、無劣化変換のほうが手軽でいいと思うので、ひとまずはそれでやってみます。
avconv.exe -i "input.flv" -acodec copy "output.m4a"
変換されたファイル。WindowsでプレーヤーにかけるとMPEG4で普通に再生成功。 ただ、これはこれでいいんだけど。ID3とかの諸情報が完全にカラ。これだとものの管理をする際に不便。 ファイル変換後になにかしらのプレーヤーで手動で変換してもいいんだけれど、ここは自動化したいですね。
ちなみに、この”avconv.exe”でID3情報をぶっこむこともできます。
avconv.exe -i "input.flv" [→] -metadata title="タイトル" [→] -metadata artist="アーティスト" [→] -metadata album="アルバム名" [→] -metadata album_artist="アルバムアーティスト" [→] -metadata genre="ジャンル" [→] -metadata date="日付" [→] -acodec copy "output.m4a"
こんな感じ。
まとめてみると…
- RTMPDumpをダウンロードする
- LIBAVをダウンロードする
- RTMPDumpを使ってダウンロードする
- avconvを使って一般的な形式に変換
手順もわかってしまえば、結構簡単にできそうですね。たださ、これを定期的に自動実行して、必要な文言を埋め込んだりとするのであれば、まじめにスクリプトを書かないとダメそう。でも、PowerShellは苦手だなぁ…。