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RFスイッチもどきを作る

RFスイッチ。昔はたたき売りだったというのにハードオフ等でかなりのお値段になってる。 そろそろちょっとした手入れでは動かないレベルのモノも多くなったし。

しかも、アナログ放送が終わって久しく。最近のテレビではアナログ入力自体がないので使えない。 ファミコン用に古いテレビを用意したりしている現状を考えると…別にRFスイッチじゃなくてもいいんだよね。 ファミコンの信号さえ入力できればという意味で。RF信号の混合がなければ難しいこともないし、一本、ケーブルを作ってみようかと。

どういうケーブルを作ればよいか

ファミコンからの信号、まんまVHFの信号が出ている。安直に考えれば直結って感じでも良さそうに思えるけれど…この信号、調べてみると直流が重畳されているらしい。そのままテレビにブッコむと機器を壊しちゃうかも。なら、直流成分をカットする必要があります。

という事で、直流をカットするだけのケーブルを作ってみます。

直流カット。結局はコンデンサを挟むだけですけどね。

ケーブルを作成する

では、必要な材料…

  1. RCAコネクタの付いたケーブル
  2. 積層コンデンサ(0.01μF)
  3. TVと接続するコネクタ(ミニピンジャック)

RCAコネクタが付いたケーブル。これは、別に同軸ケーブルにRCAコネクタを付けてもいいんだけれど。ダイソーとかでビデオケーブルといわれているケーブルを買うと、RCAケーブルの同軸付きが3組手に入る。長さ半分でちょん切れば6本ですから、1本あたり20円以下ですよ。秋月電子通商でコネクタ買うよりこっちのほうが絶対にお得。まぁ、とはいえ、ダイソーのケーブルの品質はアレなので、ハードオフで購入したビデオケーブル(100円)を使用。

ほかのものは秋月電子通商で購入したもの。というか、秋月で買って常に在庫しているストック。

コンデンサに関しては、今回は0,01μFを使用したけれど、別に0.22μFでも0,1μFでも手元にある適当なものを使えばOKなので、わざわざ買ってくる必要は全くありません。

では作り始めます。

まずは、コンデンサ。手元にあった適当な積層セラミックコンデンサをこんな感じにフォーミングします。ちなみにこのコンデンサを選んだ理由は物理サイズです。サイズが小さいことが絶対条件です。

フォールドしたら、同軸の芯線にコンデンサを付けて…

コネクタに接続します。

今回は、ミニなフォンのコネクタに接続します。理由は アナログのテレビが車載用の液晶しか残ってなくて、これに接続したかったから。 ですよ。もちろんFコネクタに変換するピックテールも持ってはいるけれど、どうせつなぐならそのままつなぎたかったから。

普通のテレビに繋ぎたかったから、Fコネクタ…よりもアンテナプラグで同じようにすれば完了です。Fコネクタに繋ぐとなると、指定した同軸をケーブルに使用する必要が出て面倒なので。アンテナプラグのほうが楽です。

で、繋いだら、ちょっと熱収縮チューブで絶縁して物理郷土の強化を図ります。

これで完了です。ファミコンとつないでみるとあっさりと映像が出て完了です。

投資効果的には?

うーん、状態が悪いRFスイッチでも、ハードオフで500円前後まで高騰している今、百円前後のビデオケーブル、買ってもトータル100円前後の追加部品。確実に動くという意味ではこっちのほうが実はおすすめかもしれませんね。

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