最近、なにか暇があると、なんかハードオフに行きたい病にかかってしまっています。各店舗ごとに品ぞろえが全く違っているし、原則、一点物の店だから行くたびに違うものに出会えるので、ほんと、なんというか宝さがし気分。
で、今回入手したのはこれ。スーパー桃太郎電鉄II
正月と言えば、親戚そろったところで無駄に99年とかに設定して…ダラダラとプレーするのが定番だったなぁ。と思い出してしまって思わずゲット。税込み108円だけれど。ケースの汚れ具合からして、マジックひらがな書きで名前でも書いてあったんだろうなぁ。昔は名前を書くのが普通だったしな。懐かしい。
ひとまず、壊れていないか実際に刺してみてチェック。
チェックという名の、懐かしプレイ。
壊れていない事を確認できたら、ともかくやらねばならぬこと。
電池交換。
途中でセーブデータが消えちゃったら笑えないからなぁ。
ということで、とりあえず電池交換を開始。
スーファミのカセットはネジ2本で止まっているだけ。それをはずせばOK。ただ、ネジがラインヘッドねじ。いわゆる DTC-20 って呼ばれるやつらしい。(本体側もラインヘッドだが、サイズがちょっと大きくて DTC-27 というものらしい。)マイクロペンチとかで無理やり回せなくもないけれど、ここは専用に一本持っていた方がいいよね。
ということで購入。
今回は、こんなのを購入してみた。
ただ発送はChina Post。せっかくの Amazon Prime効果は発揮されず、到着まで1週間ほどかかる。
商品的には、「中国製のクオリティ」って評判だったけれど。
実際に届いた品物の印象は「実用上の問題は何一つない」という感じ。工作精度はネジに対して十分なものがある。軸ズレの様な初歩的な問題も抱えていない。ハンドル部分が100円工具並みの素材・質感だという点はマイナスかもしれないけれど、逆に言うとそこだけ。
結局、作業完了までに届かずに konozama されてしまって、別の会社で再オーダー。
どうも、W〇Rという会社が噛むとな高確率で konozama になる感じがするな。腕時計や懐中時計の修理パーツでも何度か経験がある。
このビットを使って作業しても実用上問題がないのは確かだけれど。工作精度がそこそこレベルのもので、トルクのある電動工具で使うと…トルクに負けてしまって、案外に使いにくい。ネジをなめそうになる。
乾電池駆動のしょぼい(軽くて力の弱い)電動ドライバーを持っているならこっちを買って使うのもいいと思う。マ〇タとかの大き目でやろうとしたら危機一髪。トルクがありすぎてネジをなめかける。BOSCH IXO5あたりを持ち出したらいい感じだった。
こういう時は、底力的なトルクはあるものの、回転速度が遅くて軽いこの手の電動ドライバーは便利。
まぁ、結局、多少高くなるけれど、ドライバータイプの方がレトロゲームいじりには便利そうという結論。
これを使ってネジ2本をそそくさと抜く。
で、ネジをひねって開けてみるとこんな基盤。
基板のお名前は SHVC-1A3B-13 。
Snes Centralにある基板上のICたちとはちょっと違っていて、ROMはFujitsuのSHVC-H4-0、RAMはSHARPのLH5168FB-10Lが乗っています。Snes Central側はあくまで SHVC-1A3B-13 の基板ってことで、ほかのカセットの中身なのでしょう。
基板上には タブ付きのCR2032 がしっかりとはんだ付けされています。
ボタン電池は「スポット溶接」したタブ付き。電池って直接はんだ付けができないんですよね。素材的にはんだが乗りません。
他の人のは無理やりニッパーなんかでスポット溶接をはずして電池を取り外し、残ったタブの間に新しい普通の電池を入れてホットボンドで固めるとか、テープで張り付けるとかしている人もいる模様。でも、これって、接触不良で一発即死の危ない橋。せっかく交換するのにそれもなかろう。ということで、タブ付きの電池に交換。
こういう時のAmazon。こっちを見てるといろいろ出てるけど、平均価格が200円/個付近。
マルツはちょっと高め。もし、秋葉原とかに用事があってマルツに寄ったならアリかもしれないけど。そうじゃなければ、Amazonで買った方がよさそうだ。もちろん、マルツは安全確実に届くし、急いでいて品質が気になるなら、そっちを選択するのはありだとは思うけど。
私はAmazonで、バルク品2個纏め売りで400円、送料無料で注文。
注文から1週間ほどで到着。品物自体は発泡スチロールに足を刺して、ビニールでくるんだだけの簡易梱包。それを封筒での郵送だけど。電池だし足折れしない程度の梱包で十分でしょう。
ちなみに届いたのはこんな感じ。
で、実際の基板から古い電池を取り外します。
基板裏の部分。ひたすらでかいランドが目印。
ここのはんだをはんだ吸い取り線で吸い取って…と言いたいところですけれど。はんだを吸い取って奇麗にするのって案外テクニックがいるんですよね。
なので、この場合は…「はんだを追加で盛ってしまいましょう」。
はんだを盛ったら、はんだごてで少し温める。温まった状態で電池を片側だけ引っ張るとあっさりと足が抜けます。
片方抜けたら、もう一方も同じように抜いてしまいます。
抜けたら、こんな感じになります。
表面を確認すると、基板にはしっかりと CR2032 と書かれています。
抜いた後に電池をハメる。(いや、乗せるという感じかな?)
基板正面から見て、右側が + で、左側が - の元通りの方向にします。
その状態で盛ったはんだを再加熱。加熱しつつ、バッテリーを押すと再はんだ付け完了。
ここまで出来たら、ケースに収めなおして完了。