ただ、原因は謎ですが、ずっと MARS for MS-DOS を起動しつづけるとだんだん処理速度が速くなります。だいたい 3回ぐらい運賃計算が終わったころにはストレスが6秒程度かかった駅名検索が2秒程度で終わるくらいになります。このぐらいの速度が出ていると、ストレスもあまりたまりません。
さて、簡単な計算はできるようになりましたが MARS for MS-DOS の特徴でもある複雑な運賃計算に対応できるのでしょうか。
実際に複雑な運賃計算をしてみればよいですね。ベンチマークとして「最長片道切符」の計算を行ってみたいと思います。この計算ができるようならたいていの運賃計算は可能でしょう。
幸い MARS for MS-DOS を使った最長片道切符の計算結果は公開されています。この計算結果と一致すれば問題ないでしょう。
計算時間は路線名の入力と接続駅の入力量によって変化します。今回は公開されている計算結果からすべての路線名を入力し、また接続駅については経路を確定するために表示されている駅のみを入力することとしました。
先ほどもちょっと触れましたが、何回か連続して使っていると表示が速くなる現象が現れます。しかし今回は実験のために改めて起動しなおして、表示が遅い状態での実験を行いました。