なんて言うことはないんです。
ハードオフを巡回したら変な形のカセットが青箱から見えてた。
気になって思わず購入してしまった。というお話。
鮫亀 SHVC-ZS5J-JPN
毎度ながら、ハードオフの324円の値札が良い味出してます。
それでなくても剥がれにくいハードオフの値札。これをシールの上とかに貼る意味が分からん。まぁ、何も考えずに適当に貼ってるんだろうけどさ。
この形、ダビスタではよく見た形だけど。
中古市場で見かけるのは、カセット上部のスロットには何も装着されていないことがほとんど。
サテラビュー対応の為のメモリパックが刺さる(らしい)んだけど。メモリパック自体の現物を未だ見たことはない。最初はスーパーゲームボーイに様にゲームボーイのカセットでも刺さるのかと思ってたくらい。
これ。まぁ、メモリパックではないけれど。
この形状のカセットで、上部スロットにモノが刺さっている状態。
いやはや、完成形状を始めて見ましたよ。
裏には「衛星放送対応カセット」の文字。
サテラビュー自体、任天堂の黒歴史みたいな問題だし。
サテラビュー本体の普及率しかり、対応タイトルしかり。
ねぇ。
メモリカードが刺さる部分には、キャラカセット(BSMC-ZS5J-JPN)が装着されています。
これ自身は、上向きに引っ張れば取り外し(交換)可能。
ひとまず、スーファミに刺して起動するかどうか確認。ルールとかはよくわからないけれど、あっさりと起動。
起動した後に、わからないなりにメニューをいじくっていたら、キャラ選択とかその手の画面が表示された。多分だけれど、この部分に使用するキャラクターの情報がキャラカセットに入っているのだろう。で、サテラビュー対応の部分って、このキャラクター情報が流れてくるとかだったのだろう。(推測)
起動確認出来たら、とりあえず分解でしょう。
キャラカセットを引き抜いたら、表面から見えるネジ4本を抜き取る。ネジ自体はラインヘッドねじの DTC-20 。以前に購入したコレを使ってさっさと抜いてしまう。
開けると目の前に鎮座する CR2032 の電池。
他のスーファミカセット同様に、データ保持はバッテリーバックアップで、仕様電池はCR2032のタブ付き。
本格的に遊ぼうって時には、電池交換は必須かもしれません。
で、普通のスーファミのカセットなら基板を取り出して…となるんですが、今回のはさらにネジ2本で基板が止まってます。こっちは単なるプラスネジ。+0番のドライバーでさっさと取り外して裏面を確認。
使用している基板の番号は BSC-1J3M-01 。マスクROMの SHVC-ZS5J-0(LH538C3U)、SRAMの LGS GM76C88ALK-15。お決まりのMADは BU2230A 。そしてCICで Nintendo D411B 。
サテラビュー対応という、ちょっと珍しい感じのカセットではあるけれど、メモリパックが刺さるコネクターがあるくらいで、基本構成はほかのスーファミのカセットとほとんど変わらないという事はわかった。
刺さっていたキャラカセット側。
こちらもラインヘッドねじ(DTC-20)を2本抜いて分解。
基板の番号は BSMC-CR-01 。中身は…マスクROMの BSMC-ZS5J-0(LH5S4TNO)が収まっているだけ。まぁ、キャラクタ交換を考えていなければ、通常基板上にマスクROMとして搭載していたんだろうな。