4.起動実験と MARS for MS-DOS のインストール までで、フロッピーディスクでの実行環境をつくることが出来ました。
ただ、現実問題としてフロッピーディスクが搭載されている PC は少なくなっています。そのため、せっかくフロッピーディスクを持ち歩いていても、使うことが出来ない可能性があります。そこで、このフロッピーディスクをもとに、起動可能な CD (Bootable CD)を作成することとします。こうすることで、利用可能な環境が増え、さらに起動までの時間も短くすることが可能です。
Bootable CD をつくるためには、いくつかのツールを使います。ツールの保管場所として c:\drdos\bin を準備してください。
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
> md c:\drdos\bin
Bootableをつくるためには、まずフロッピーディスクのイメージファイルを作成します。イメージファイルを作成するために、今回は dd for windows version 0.3を利用します。
version 0.3 の Binary (dd-0.3.zip) をダウンロードします。このファイルは ZIP で圧縮されているため、 UNZIP を使い伸張します。伸張したファイルから以下のファイルを c:\drdos\bin にコピーします。
現在、上記の dd for windows version 0.3 はダウンロードが出来ないようです。リンク先の dd-0.5.zip をご利用ください。