電波暗箱(シールド箱)を作るの続き

電波暗箱(シールド箱)を作るで、簡単な電波暗箱的なものを作ってみたものの。

実用的に使う点で一転の実験抜け。それは接続ケーブルの配線。そう。プログラムを流し込むにしろ、動作用電源の供給にしろ、何かしらのケーブル配線が必要となる訳なんですが…。すっかり忘れてた。ということで追試。今回も機材は前回同様で、NETGEAR WiFi LTE モバイルルーター AirCard AC785-100JPSを仕込み、目の前のPCで測定。箱は前回使用したもの。USBケーブルは、ダイソーで購入したフラットケーブルタイプUSBケーブル。

ケーブルを通してみる

ケーブルを通すにあたって、箱に穴をあけようかどうかと悩んだわけですが、結論から言うと「ケーブルを挟んだままふたをする」にすることで、最初の実験をスタートさせます。不可逆的なことをすると、次の実験が厄介になりますからね。

で実際に通してみます。

フラットケーブルなので、案外簡単に通せたのはいいんだけど。

この状態でWiFi Analyserをかけると、電波的には不安定ながらリンクアップできる状態になる。バーがシールドボックスに入れていないときと同じレベルまで振り切ったと思うと、リンクが切れる。まぁ、こんな箱に入っているのだから、不安定にもなるだろうけど。でも、これじゃ、シールドしてますとは言えない状況。さて。どうするか。

隙間があるのがいけない

単純にケーブルを差し込んだ分、ふた部分が浮いて隙間ができているのが原因でしょう。

アルミホイルを細長くなるように折りカッターナーフでスリットをつけて、ケーブルを挟み込むように周囲に巻き付けます。テープで仮止めして計測。

計測値は2.4GHzも5GHzも計測外。この対策でいい感じに元通りになった。やっぱり隙間というのが大きいんだろう。ひとまずの実用性の対策としてはこれで十分でしょう。それ以上の対策はいろいろ考えねばならないかもしれませんね。こうなってくると、弾性のある素材などで、挟み込んだケーブルを包み込むようにする形なんかを考えないといけないんだろうけど。それはそれで素材探しやらを含めるとお手軽にはいかなくなってしまうかもねぇ。

コメント